海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon -

◆カテゴリー:[ダイビング] 移転済記事
Next ≫

スポンサーサイト

--/--/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- 記]  

  1. |
  2. スポンサー広告

ゴルゴニアン・シーホース? なんだそりゃぁ・・・???

2009/06/18

ピグミー・シーホース の分類 


 「ゴルゴニアン・ピグミーシーホース」をGoogle.JPで検索すると かなりでてきます。 最初はホォ~ってな感じで見ていたのだが、それじゃぁ~と「Gorgolian Pygmy Seahorse」で Google.com で検索すると何もでてこないのだ。 いや正確に言うと 数点でてくる・・・でも よくみると全て Gorgolian Pygmy Seahorse in Okinawa などと 沖縄の文字が入っている。
 
  何かおかしい・・・ 変だ・・・

 で、気が付いた。 日本語で書かれたものは全てといって良いほど どこかの Dive Shop のスタッフや客であるDiver 達が書いたもので 学術的なものは 一つも見当たらないのだ。

 それどころか ゴルゴニアン(Gorgolian) って海藻のこと・・・なんて平気で書いてあるものまである始末。Gorgolian とダイビングの世界で言ったら Gorgolian Shrimp か Gorgolian Seafun のことでしょうが・・・

Gogolian Pygmy Seahorse で Google.com で検索すると Pygmy Seahorse on Gorgolian Seafun みたいなのが ゴロゴロでてくるわけです。 ここでのピグミーは Hippocampus bargibanti がほとんど。  Gogolian Pygmy Seahorse なんて呼ばれるピグミーのお話など 先の沖縄の例しかでてこないのだ。

考えてみると これも当然だ。 Gorgolian Shrimp にしても Gorgolian Seafun によくいるところから その英名通称が付いたのだから、もし Gorgolian Pygmy Seahorse なる英名通称があるとしたら その相手は
Hippocampus bargibanti でしかありえない。

ところで話は横道にそれるが、Seafum って言うのは 海のなかで大きな団扇みたいに広がっている赤や黄色の ヤギ目のソフト・コーラルの一種で、和名は「イソバナ」。 海龍はイソバナと言うと妙に印象が違う感じがして いつも そのまま シーファンと呼んでいるのだが、 これを「ウミウチワ」などと 記載しているサイトが実に多い。 ショップ系・ダイバー系のサイトの半分以上が誤っているのだ。 さすがに 学術系サイトではそんなことはないのだが、和名の「ウミウチワ」は褐藻の一種で全くの別物。 英語のSeafun をそのまま日本語に訳すとウミウチワだから 間違いが生じているのだろうが、せめてショップ系のサイトはこの手の誤りはしないで頂きたいものだ。

しかしながら ゴルゴニアン・ピグミーシーホースなるものの写真や解説文ではイソバナを特定ホストにするなどとは書いていない。 むしろ岩場についている海草いるみたいなことが書いてあり、写真もそんな感じだ。


これを完全なミスマッチと言わずいられるだろうか!?
誰だ、いい加減な名前を言いふらした奴は!


では こいつらの正体は何者なのであろうか?

少しまともな思考回路を持ったダイバーは ゴルゴニアン・ピグミーシーホースとガイドに言われたけどHippocampus pontohi  に似ているなどと思っているようだ。

Hippocampus pontohi
Hippocampus severnsi

海龍としては、似ていると言うことでは Hippocampus severnsi の方が似ていると思うのだが・・・ まあ もともと Hippocampus severnsi と Hippocampus severnsi は似ているんだけれども。

「Three new pygmy seahorse species from Indonesia」 という 上記2種の新種発表者である Lourie 、 Kuiter 両氏の 発表論文を読んでいたら 分布が少しことなることにきがついたのだった。



Hippocampus severnsi はそれなりに広く分布し沖縄方面も対象となっているが、Hippocampus pontohi は沖縄どころか、インドネシアのスラウェシ島東部の海域に限られているのだ。


と言うことで、海龍としての推論上での結論は次の通りと言うことにしよう。

ゴルゴニアン・シーホースと沖縄方面で日本のガイド君達に呼ばれているものの
正体は Hippocampus severnsi であ~る!





■ ピグミー・シーホース の分類
  1. ピグミー シーホース は 何種類いるんだ?
  2. ピグミー・シーホース ご本家
  3. 勝手に命名した チッキン ピグミー
  4. 最近 メナドで 話題?の 新人ピグミー
  5. ジャパニーズ・ビグミー とは?
  6. 新たな新種
  7. Satomi's Pigmy Seahorse (1)
  8. Satomi's Pigmy Seahorse (2)
  9. Satomi's Pigmy Seahorse (3)
  10. Coleman's Pygmy Seahorse
  11. ゴルゴニアン・シーホース? なんだそりゃぁ・・・???
  12. ピグミー・シーホースの分類 まとめ





スポンサーサイト

[2009/06/18 記]  

テーマ:海水魚 - ジャンル:ペット

  1. |
  2. [ダイビング] 移転済記事
  3. | コメント:0

| 次のページ >>

プロフィール

海龍

Author:海龍

内容分類 ・ 内容別 目次

 

SeaDragon 海龍亭 別館 SeaDragon 海龍のつぶやき -ダイビング編

最近の記事

リンク

サイト内検索

Best Regards !!!





blogram投票ボタン





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。