海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon -

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巡視船みずほ ジャカルタ一般公開 (2) 武装編

2007/07/01

 タラップを上がったところに 鎮座しているのが35ミリ機関砲であります。 その後ろ側の高いところには 20ミリ機関砲が それぞれ1機 ずつ 「みずほ」には装備されています。

右の写真の Jennyちゃんのいるところが 35ミリ機関砲でその左手後方に見えているのが20ミリ機関砲です。 

 前回の「りゅうきゅう」のときは なぜかあまり良く見なかった武装関係ですが、 今回は 乗船が早かった(前回もそうなのだけど・・・)せいか まだ見物人が少なく、20ミリ機関砲の機銃長さんともお話ができたので 今回は少し武装関係について詳しく(?)記載してみたいと思います。

そもそも機銃と機関砲の違いはなにか?というと 単に口径の差だけのようで20ミリあたりを境に使い分けられているようです。 子供の頃に戦闘機のプラモデルに夢中になっていたころには 弾の先に爆薬が入っているのが砲弾で、入っていないのが銃弾などと漠然と思っていたのですが、そうでもなさそうです。


 まずは35ミリ機関砲です。 この機関砲はスイスのエリコン社が開発した機関砲を基本とし、海保独自の改良を加えて船載化した大型巡視船に広く搭載されているものです。 横に それなりに大きな窓のついた乗員区画があり、この砲は砲側に人が付いて操作するもので、遠隔操作はできないようです。 

 昨年就航し ヘリ甲板付高速高機能大型巡視船 「ひだ」型になると  口径の一回り大きい40ミリのFCS射撃完成機能*付きの砲、さらにRFS 目標追尾型遠隔操作機能*付きの20ミリ砲などが装備されているようです。


1 RFS(Remote Firing System)目標追尾型遠隔操縦機能 最大対処距離をFCSよりも短く限定し、簡易な射撃計算を実施するシステム

2 FCS(Firing Control System)射撃管制機能 遠距離の精密射撃を行うため弾丸が飛翔する大気の状態(気温、気圧、湿度)による弾道の変化及びその他射撃に必要なデータを精密に演算し、正確な射撃計算をするシステム

▲PL51 「ひだ」搭載 FCS付40ミリ機関砲 ▲PL51「ひだ」搭載 RFS付20ミリ多銃身機関砲


 こちらは、アメリカのゼネラル・エレクトリック社が開発したガトリング砲(回転式多砲身機関銃)20mm機関砲JM-61を基本とし、やはり海保独自の改良を加えて船 載化した20ミリ 6銃身機関砲です。  この銃も、見て分かる通り、砲側に操作員がついて照準と射撃を行います。 最大発射速度はおよそ600発/分と オリジナルの航空機搭載型が 約6,000発/分なのに比べると随 分と抑えてあるようです。 

 北朝鮮の工作船事件以来、 この銃は RFS 目標追尾型遠隔操作機能付きのものに 交換されつつあるようですが、「みずほ」では 予算の関係でまだ旧式のままなんですと 機銃長さんが嘆いていました。 ドラマ海猿のなかで 発砲シーンで登場したのが このタイプだったはずです。

 ちなみに みずほ型2番船の「やしま」は 既に 交換されているとのことなので 写真(左)を見比べてみたら しっかりと白い箱に入ったものと交換になっているのが判りました。

こうなると武器使用時の乗員の安全性は、旧式の操作員がじかに機銃を抱えて操作するのとでは格段にちがいますよね。 さらに反動を生身の体でコントロールしなくてもよいので、射撃精度の向上も格段の差でしょう。

というわけで、旧式機銃の操作員の必需品がヘルメットと防弾チョッキであります。  Jennyちゃんが 装着しようとしているのが 実物なのですが、ヘルメットはケプラー製で唖然とするほど軽い(工事現場用の作業ヘルと同じ感覚です)のでびっくり。 また この防弾チョッキは非常にすぐれもので、救命胴衣の機能を併せ持っています。 防弾チョッキというとなんか重たく感じていたのですが、これもケプラーを使用していて普通の救命胴衣と大差ありませんでした。

海龍もケプラーヘルメットを被って記念撮影。 ちゃんと 機銃長さんの許可を得て装備を着用しているのですよ! いつものように 勝手にちょっと拝借ではありません!証拠として 機銃長さんとJennyちゃんの2ショットです。








外部関連リンク :



巡視船 みずほ ジャカルタ一般公開 シリーズ  

1.  PLH 21 みずほ
2.  武装編
3.  ヘリコプター編
4.  ファッション編
5.  コスプレ 編



 


さて ここからは 後日写真を見ていての海龍の推測です・・・ あくまでも推測ですから そのおつもりで。

▲ 閲覧式での 海賊テロ対策デモストレーションの様子
去年もそうでしたが、今年もインドネシア当局との合同訓練の中に「海賊対策」が盛り込まれています。 単なる威嚇射撃ではなく、強制停戦・臨検などもその訓練内容に含まれているようです。 そのことから 去年の「りゅうきゅう」には 第5管区に所属している 対テロ特殊部隊である 特殊警備隊(SST)が同行していたという噂がありました。 で、今回も訓練メニューは同じようなものなので 同じ噂があります。




そこで この機銃長さんの服装をよくごらんください。 防弾ベストを着用しているので 最初は気がつかなかったのですが、警察の機動隊でいうところの出撃服を着用しているのですね。 まあ 機銃を射撃するような場面では 当然普通の勤務時とはことなった軍でいうところの戦闘服の着用になるのでしょうが、左袖のマークに注目してください。


最初から気が付いていて撮影したのではないので、半分しか見れないのですが、上の部分に「4」という数字が見えます。

SSTは 7つの小隊があるらしいので その第4小隊か? と一瞬考えたのですが、 よく考えると 「みずほ」は 第4管区所属の船です。 この数字の4は 第4管区を表す4と考える方が自然ではないかと・・・

ところで各管区には 警察の機動隊に相当する 特別警備隊というものがあるそうです。  特殊警備隊と特別警備隊の関係は、トッキュウーや海猿でおなじみの救護関係で言えば、 第3管区に所属する特殊救難隊と各管区の潜水指定船の潜水士の関係に似ているようです。 SSTも特救隊も 出動時以外は訓練に明け暮れているのに対し、特別警備隊の隊員や潜水士は 一定の訓練期間以外は 通常の船上勤務もこなしているそうで、現場での役割も両者の関係は似ているようです。



と考えると SSTが乗っているとすると 小隊単位で乗っているべきなのでしょうが、船内にそれらしき人達は他には見かけなかったことを考えると 特別警備隊に所属していると考えるのが妥当なような気がします。 そういえば なんとなく おなじみの機動隊員と同じような雰囲気を感じる機銃長さんでした。 真相はあきらかではありませんが、いざ臨検となったら乗り込み隊員になるのは間違いなさそうです。

そう言えば、防弾ベストの話をしているときに 機銃で撃たれたらアウト、ライフルでぎりぎり(?) 拳銃なら大丈夫、でも肋骨が折れますと話してくれた機銃長さん、でも まだ撃たれたことはないそうです。 これからも撃たれませんように!




外部関連リンク :

 


[2007/07/01 記]  

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  2. [インドネシア・ジャカルタ] 巡視船 編
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