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農民に組合経営まかす (FAO)

2007/09/06


 ジャカルタ新聞の本日の一面記事です。 我らが 「Dr.アイ」 の 6年間に渡るプロジェクトが記載されていました。   ジャカルタ新聞の Web の中にそのうち埋もれてしまって、有料会員以外の方はそのうち検索できなくなってしまうので、 こちらに 記念碑的に 「勝手に」 転載しておきます。


農民に組合経営まかす

約6年の事業が終了へ
全国48組合に根付く FAOの農業支援

ジャカルタ新聞 2007年9月6日(木)
 「農民の、農民による、農民のための」事業を目指し、国連食糧農業機関(FAO)インドネシア事務所の地域調整官 、今井紳さんが六年以上かけて取り組 んできた「貧困解消のための農村開発事業」(SPFS)が今月末に終了する。今井さんは「援助はするが、タダではない」を合い言葉に事業を進めた。家畜や 灌漑施設の建設を支援し、牧畜や農業で得た利益から、無理のない期間で農民組合に返済させ、その資金を自分たちで次の事業に投資するというシステムだ。汚 職や援助期間の短さが原因で、援助が必ずしも期待した効果を上げないことが多いインドネシアで、関係者から注目を集めている。    

このFAOの開発事業は一九九六年の「世界食料サミット」で承認され、現在百五カ国で実施されている。日本政府はインドネシア、ラオス、バングラデ シュ、スリランカの四カ国向けに千四百万米ドル(約十四億円)を供与、うちインドネシアに三百万ドル(約三億円)が投入された。  日本の農水省出身の今井さんは、マレーシア、メキシコなどで国際協力機構(JICA)専門家として農業技術支援を行った後、二〇〇一年五月、インドネシ アに着任。すぐに現場を見て回り、支援物資を農家に渡すだけの支援はダメだと判断した。  

「現物を渡すだけだと、壊れたり、使い切ったりしたら終わり。農民はまた物を要求するだけで効果的な事業とは言えない」  今井さんはこの事業を、インドネシアを含む四カ国向けに独自にアレンジ。「援助はタダでは渡さない。援助を運用して得た利益は農民組合に返済し、農民自 身がそれを資本に次の事業に活用する」方法に変えた。ローカルスタッフと協力し、全国八州十県・市の二十八村、四十八の農業組合で事業を実施してきた。  

その一つ、西ジャワ州バンジャル市ラゲンサリ郡ボジョンカントン村のスリ・ムルニ農民組合では、「乳用のヤギを飼育したい」という組合の要望に沿って、 インド原産のエタワ種十八頭を二〇〇三年に援助した。組合員は自分たちで決めた規定に従って組合を運営、少しずつ「ヤギの乳」ビジネスを拡大している。  

 珍しい「ヤギの乳」は地元のラジオ局で宣伝し、近郊のチラチャップ、タシックマラヤなどにも配送。飲んでみると、臭みがなく、まろやかな口当たり。ジャ カルタから買いに来た人もいるという。粉ミルクにして売るのが次の目標だ。  農民の生活も向上した。組合の会計係の女性は、以前には年収が六百万ルピアだったが現在までに一億ルピアになり、新しい家に引っ越した。以前は中学への 進学を断念していた村の子どもたちも、中学、高校まで上がれるようになった。

 同郡ムクティサリ村のミトラ・チャイ・ティルタサリ水管理組合では、二〇〇三年から灌漑用水を整備している。組合長のジェジェップさんは「支援を返済す るシステムだから、初めはとても責任重大に感じた。約七百人の組合員も、二年かけてやっと理解してくれた」と感想を語る。理解を得るまで、今井さんとス タッフは粘り強く説明を続けてきた。  

「事業終了後に、農民自身が運営していけるシステム作りを植え付けることが大事だ」と語る今井さんに、バンジャル市のスヘルリ助役はこう言って笑った。 「安心して、三年後にまた見に来てください。あなたの事業は必ず、まだ地域に息づいていますよ」

  単に「物を与える」だけの援助がまかり通っている現在、このような援助が本当に重要なのは 関係者みんな判っているんでしょうけど、これは金だけだせば良いのではなく、人的支援がどうしても必要となるのでなかなか実行が難しいのでしょうね。 人的支援といっても「誰でもやる気があればいい」のではない、「専門家であればよい」のでもない、 やる気もあり その分野の専門家でもあり、指導者としての資質があり、なおかつ全体をコーディネートできる政治力とカリスマ性(?)を 全て兼ね備えた「Dr.アイ」のような人間がいて初めて成立する案件です。 Dr.アイ 長いあいだ ごくろうさまでした。







[2007/09/06 記]  

テーマ:アジア - ジャンル:海外情報

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  3. | コメント:1

農民に組合経営まかす

Joiさん

ありがとうございます。
6年間の結晶といえば結晶になりますが、幸いにいい結果を収めることができました。確かに、同じ材料や調味料を準備するから美味しいインドカレーを作れといっても、つくる途中での材料の切り方、料理の温度の加え方や火加減のタイミング及び調味料による微調整など、細かな配慮が必要です。したがって、心が無ければ美味しい料理はできないということになるでしょう。私もまだまだ未熟者ですが、美味しい料理をつくれるように更に精進したいと思います。ダイビングの心が料理の味付けを円熟したものにしてくれているような気がします。
  1. 2007/09/07(金) 22:15:06 |
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