海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon -

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勝手に命名した チッキン ピグミー

2008/01/09

ピグミー・シーホース の分類  

学名 : Hippocampus Denise


 海龍が このピグミー・シーホースと初めて出会ったのは 2003年のRaja Empat  遠征の時だと思う。  撮影した時には ちょっと変わったピグミーだなとしか認識していなかったのだが、 写真を整理していみると 普段見ているピグミー (Hippocampus Bargibanti} とは明らかに異なるいくつかの特徴に気が付いた。

 最大の違いは 体表のイボイボがなく、その代わりに斑点のように赤い模様風になっていること。  顔が犬のように口元が長い。 体も全体に細い。 

その上、 時々 びよ~んと5~10 cm 位なのだが フラフラと移動する。 ビグミーの宇宙遊泳ならぬ 水中遊泳などを見たのは初めてだ。 Dr.アイなどは その遊泳シーンをビデオに収めてご満足そうであった。


 この頃だったと記憶するのだが、メナド遠征で お客を先にジャカルタに送り出し、別件で居残っていたときに ガイドのエッピー君が近くで 変わったピグミーを見つけたので見に行こうというので、ちょうどその日に到着した 日本のダイビング雑誌のカメラマン氏とちょっと見に行くことにした。 こいつは体色が 茶色かかたオレンジ色で、なんとなく 中華BBQ屋の店先に吊るしてある烤鶏を思い浮かべ 以降 勝手に チッキン・ビグミーと命名していた。 先日 英文のとあるWebを見ていたら 同じように読んでいる人がいたので 海龍の想像もそれほど的がはずれていなかったということであろう。
 


 ところが 上の写真のようなビグミー達が目撃されるようになってきた。  チッキン・ピグミーと  口先が長いところ、体が細いところ同じようだが、 体にはちゃんとイボイボがある。 海龍は これは当然 チッキン・ピグミーとは別種だと考えていた。  あまり深くも考えずに 通常のピグミー (Hippocampus Bargibanti} の発育不良体? 位に思っていた。 世界の水中写真家や生物研究家は もう少しまともで Hippocampus Bargibanti の 子供だと長い間考えていたようだ。 が、卵を持った個体が採集されたことにより この説は崩れ去ったのであった。

 その後の研究により チッキン・ピグミーもこのピグミーも同一種であることが確認され、Hippocampus Denise と正式に命名されたのであった。


 4種類のイソバナ (Annella reticulata, Muricella sp., Echinogorgia sp. Acanthogorgia sp.) での生息が確認されており、体のイボイボの大きさや数は 生息しているイソバナの形状に同化しているらしい。

 このピグミー君Hippocampus Denise)  のもう一つの特徴は 雌雄の差が明確なことだそうだ。 右の写真を見て欲しい。 腹全体がド~ンとせり出しているのが雄(写真 上}、 ホッソリとしているのに下腹部だけポコンとなっているのが雌(写真 下)。

 なんか人間の中年の男女のようで ニンマリしてしまうのは海龍だけだろうか・・・



Hippocampus Denise に関する新種発表論文原文はPDF File でこちらから読むことができます。(英文です)




■ ピグミー・シーホース の分類
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[2008/01/09 記]  

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