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インドネシアは 民主化したのか? 今回の大統領選挙をみて

2009/07/10


  まずは 取っ掛かりとして 本日のじゃかるた新聞の記事を転載しておこう。 今回は 記事内容が 現地紙の報道内容を要約するような形の記事なのだが・・・

「民主主義の深化」誇る

平和に行われた大統領選
インドネシアの新聞論調


2009年7月10日(金

  9日に行われた大統領選はユドヨノ大統領の圧勝に終わり、9日付地元各紙は大見出しでその地滑り的勝利を報じた。 一方、各紙の論説欄では、約1億7千万人 の有権者が直接選挙で選ぶ超大型の大統領選挙がこれまでになく平穏に、滞りなく行われたことを評価。 1998年のスハルト政権崩壊後の民主化時代に、ポソ やマルク、アチェなど各地の紛争やバリでの爆弾テロなどに苦しんだインドネシアが着実に民主主義を進展させ、深めてきたことを誇る論調であふれた。

  英字紙ジャカルタポストは「今回の大統領選は、『教育が不十分で、経済的にも困難な状況にある人々が、民主主義をしっかり信奉しているはずがない』とシニ カルな見方をする世界のすべての人に向け、そうした考えが全く間違ったものであることを証明した」との書き出しで報道。

 「インドネシアは、他の 成熟した民主主義国と同様に洗練されていることを、これまで3回の総選挙で世界に示してきた。 2回目の大統領選では、有権者は和やかな雰囲気の中、投票所 に向かい、笑顔と陽気な表情があちこちで見られた」と描写、平穏に行われたことをアピールした。

  英字紙ジャカルタ・グローブも「おおむね平穏に 行われた選挙は、インドネシアの民主主義が成熟してきたことの証拠だ」と論じ、「次の5年間はインドネシアにとって、政治的に不安定な国から、安定した民 主主義と地域経済の協力を推進する国に変貌する重要な期間だ」と報じた。

  有力紙コンパスは「インドネシアの民主化の道のりを妨げる波乱はなかった」として、平和裏に終了した投開票を称賛。今回の選挙の成功を「より民主主義が成熟した国に進化するための第一歩になることを期待する」と論じた。

  コラン・テンポ紙は「今回の選挙は、世界で最大規模の民主主義国としてのインドネシアのプレゼンスを強固にするものだ」としながらも、「有権者名簿の不手際など、あちこちに問題があり、まだ完全なものとは言えない」と論説。

  「出馬した3組の候補は、結果に不満があろうとも、現在の安定した状況を保持することが望まれる。もし政治状況が緊迫すれば、世界的な金融危機の中でも成長を維持する経済に悪影響が出るだろう」と懸念を示している。

■3候補に結果尊重求める

 2004年の大統領選後には、ユドヨノ氏に敗北したメガワティ氏が敗北を認めようとせず、現在まで尾を引く両者の不仲の発端となった。

  メディア・インドネシア紙は「競争は終わった。これからは国民の側に立った政策を実行すべきだ」と語り、メガワティ、カラ両陣営に対し潔く敗北を受け入れ るよう要求。「わが国の競争における悪い性格は、試合が終わっても敵対関係が残ることだ」として、選挙での対立関係を水に流し、国のために協力するよう求 めた。

  また、インドポス紙も「国民は成熟した判断で、ユドヨノ氏に2期目を託した。 国民は結果を受け入れており、今度は敗北した候補をはじめとする政党エリートたちがこれにならい、国民の選択を受け入れる番だ」と呼び掛けている。



  インドネシアの大統領選挙というのは ちゃんと昔からあることはあった。 以前は間接投票というか 日本の首相選出に少し似た形式で MPR・DPR(国民協議会)での議員による選挙だった。 スハルト時代の後半は 健康上の問題がとりざたされていたスハルト氏が 万一倒れた際に 大統領代行→大統領に就任することになる副大統領が誰になるかというのが もっぱらの注目の話題であった。

 スハルト後の1999年の選挙はまだ間接選挙だったから、グスが大統領になっちゃう・・・なとという面白いことが起きた。 2004年から 今の直接選挙形式となったわけで、今回は2度目。

 インドネシアの政治や 大統領選挙に関する記述は Web上にたくさんあるので それらの説明を繰り返すのはよそう。 興味ある方は 調べれば 詳しい内容がゴロゴロでてくるのだから。

 2004年は初の直接選挙ということもあり、 まあ 目茶目茶・・・と言っても言いすぎでないくらいいろんな分野で混乱があったのだが、 最初だから、まっ良いかぁ・・・ それより 史上初の直接選挙による大統領選を実行できた事の意義の方が大きいゾ! みたいな評価だったわけで、2回目となる今回が いろいろな意味で注目されてきたわけだ。

 今回は 前回よりもずっと まともな選挙に近づいたことは間違いないので ↑の記事のように各紙の報道も自画自賛というわけではないのは認めよう。 日本の選挙もアメリカの選挙も いろいろな問題点を含んでいるのだけれど インドネシアの場合、 民度を考えずに ちょっと米国風の物まねがすぎるのではないかと思ってしまう。

 TV討論会がまさにそうで、前回よりは 数も増え中味も濃くなったのは良い事なのだが、じっくりとした内容になっていない。 前回の バラエティの延長線 (途中で 候補者の歌があったりとか・・・)よりは ましなのだが、 ディベートになっていない。 元々お馬鹿のメガには ああいう形式の方が 喋る時間が少ないから被害を最小限に食い止めることができるのだろうが、 まともな政策内容を語れるアレンジではなかったのが残念だ。

 メガは 前回選挙のときなどは 選挙参謀たちがこぞって出演に反対したくらい 中味がない叔母ちゃんで、今回も 対応は滅茶苦茶で 何を言いたいのかわからない、答えになっていない、質問とちがうことを喋っているなど その醜態をさらけだしている。 カラ候補は さすがにああいう受け答えは得意そうで本領発揮。

 一番 問題なのは インドネシアの選挙につきものの キャンペーンと称する 一大混乱。 昔は 国政選挙時のキャンペーンは スハルト得意のガス抜き施策の一貫だったので それはそれは滅茶苦茶な騒ぎで 海龍自身もその騒ぎに巻き込まれ身の危険をマジに感じたこともあった。 (PDI の無法ぶりは有名だった)

 2004年も数多くの候補者があったせいで  昔ほどの暴動騒ぎはなくなったものの道路は大混雑。 今回は それらを踏まえて かなり 統制された状態となったのだが・・・

  でも サポーター(支持者)と称する群集を金で集めて 道路を走り回ったり 行進することに 一体何の意義があるのだろう? 巨額の金をつぎ込んでの 訳のかからん 大集会。 もうスハルト時代nガス抜きは必要ないのだから もっとまともな活動をさせたらどうなのだろう。

 投票日の数日前の最後の日曜日。 現大統領のSBY組のその大集会がスナヤン競技場であった。
まあ やりたい人は勝手にやればいいのだけれども 周囲の道路の混雑は 単に交通量が増えただけのものではない。 もう 政治集会への参加者ではなく 無法者の集団と化しているのだ。

 終了後の道路がまたひどかった。 周囲数キロにわたって ゴミ、またゴミの山。 夜遅くなって DKIの清掃局の職員が 掃除をはじめるまで 主催者側による清掃活動はいっさいなし。 これで 一番まとも風にみえる 現職組 =当選組の大会なのだから 呆れてしまう。


 2014年には 是非 あのようなキャンペーンを全面的に禁止措置して欲しいものだ。 候補者はいらん銭を使わなくてすむし、 清掃局も警察も 余分な仕事をしなくてOKで、 一般庶民は あの大渋滞に巻き込まれずにすむという WIN-WIN Solution のはずなのだが・・・



 



 

[2009/07/10 記]  

テーマ:インドネシア - ジャンル:海外情報

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