海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon -

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巡視船「りゅうきゅう」 ジャカルタ一般公開 (その 2)

2006/09/11


  今回の 一般公開で いろいろな乗組員の方にお話を聞くことができました。 本当に上は船長さんから新米乗組員まで全員での応対でした。 ごくろうさまでした。

  で、 へぇ・・・と思ったことを書いてみましょう。

★ 巡視船は軍艦ではない

  何を今更、言ってんのと思わないでください。  船内に踏み込んだとたんに あれっ、ちょっとちがうなぁ・・・ と違和感を感じたんです。 海龍は これまでに 海自も含めて何隻かの各国軍艦にも乗船させてもらったことがあります。 それで なんとなく、同じような雰囲気がするものだと思い込んでいたのですが、何か違うんです。 もちろん 外側の塗装色が違うというのはあるのですが、船内の感じが違うのです。  気がつきました。 身長185cmの海龍があまり苦労せずに歩けるのです。 軍艦の艦内に入ると あっちこっちに水密戸があって、その度にくぐらなければなりませんが、巡視船にはそれがないんです。 また廊下も少し広いし、階段も船ですからそれなりに狭く急なのですが、軍艦ほどではないのです。 船体の存続にかかわるような攻撃を受ける前提のものとそうでないものの差なんですね。 ちょうど機動隊の放水車と 陸軍の装甲車の違いといったところでしょうか。 調べてみると 船体の建造費用が全くことなるようでした。 納得。

★ 何だ、このノートブック型PC の群は!

  比較的新しい船だし、PLH型なので 新鋭の電子機器がたくさん搭載されているであろうことは 当然予測していました。 艦橋の操船関連機器、機関のコンピューター制御、通信設備・・・ みんな期待どおりというか、想像どおりのすごい設備です。 でもびっくりしたのはあっちこっちの部署に 通常の ノート型PCがやたらめったら置いてあるんです。 本当に NECやらソニーやらのその辺で売っている機種のものが。 それも事務室みたいなところに事務用にあるのではなく、それぞれのシステムの補完機器として使われているようなんですね。 さらっと艦橋付近だけで10台くらいあったかなぁ・・・  おもしろいのは 個人所有じゃないのに機種もメーカーもサイズもてんでバラバラなところ。 どうしてかな? 

  それにご丁寧に 〇〇用とかいった説明が書いてある。 どうも見学者への説明用につけたものじゃないようなんですね。 傑作だったのは プログラム・データーをパスワードで保護してあるらしいのですが、なんとキーボードの横にその肝心のパスワードがテープで貼ってあったりするんです。 これじゃ、意味ないですよねって聞いたら、皆よく忘れるんですって・・・ (じゃ、パスワードなんか使わなきゃいいのに)  でも あれじゃ、PC使えなきゃ 巡視船にも乗れないって感じでした。 


 ただ機関科の方は このコンピューター化のおかげで灼熱地獄の勤務が随分 他の乗組員並みになってきてありがたいと言われていました。 (上の写真が 機関部の中央制御装置。 艦橋内にある)

★ 船長 OR 艦長 ?

  艦橋で宮路船長さんとお話できました。 巡視艇でも巡視艦でもなくて巡視船なのだから、 一番上の人は船長と呼称されるのは当然なのだろうけど、嬉しがりの海龍は船長に 「船内ではやっぱりキャプテンって呼ばれるんですかぁ?」 などとくだらない質問をしたのですが、お答えは「普通は船長ですよ」でした。 そこに 倉田業務管理官がやって来て、「商船じゃ、キャプテンって呼ぶけど 海軍ではキャプテンは大佐だからね」と判ったような判らないようなコメント。 海龍は世が世なら海軍士官になっていただろう海軍一家の生まれで、海軍オタクだからそんなことは知ってるよぉ・・・などとは言わずにお話を聞いていたらなんと、なんと 宮路さんの名札はCOで、倉田さんの名札はXOなんです! おおっつ! そうかぁ、そう言えば米軍の潜水艦モノ映画では 艦長はキャプテンではなく CO、副長はXOと呼ばれていた。 なるほど、なるほどと勝手に納得。 でもここだけ 海軍式なんだと妙な感心もしたのでした。  倉田XOによれば (少なくとも海保では) 船の大きさに関係なく その船のトップはCOと呼称されるそうだ。 えっ、CO、XOってなんだ?って・・・ Commanding Officer Executive Officer の略ですよっ!  (ついでに商船でCOと言えば Chief Officer 即ち 一等航海士のことです) 〔上の写真はしっかりと船長さんと記念撮影をするジェニーちゃん)

  倉田XO のことを 正式文書では 倉田業務管理官(ジャカルタ新聞さん、常務管理官ではないですよ!) と書いてあり 何のことか判らなかったのだけど要は副長(XO)のことで 海上保安庁というお役所のお役所用語のようでした。

船長の椅子の利用度は?
  
 環境部右側に鎮座する船長専用の椅子。 軍艦にのこういういのがありますねぇ。 あつかましくも 船長に座っていい~? いいですよぉ~っ といわれてご機嫌で座るジェニーちゃん。 宮路COによると実際にはほとんど座らないのだそうだ。 立って動き回っている方が仕事しやすいし落ち着くらしい。 むしろ邪魔で、とっちゃえばスペースができていいのにとさえ。 じゃ、船長命令でとっちゃったらどうですかぁなどとノーテンキな海龍にCOはお役人らしく「官品ですから勝手なことはできないんですよ」と苦笑いされていた。







医務室に医師は常駐しない!

 医務室は小学校の衛星室よりずっと小さい。 しかも患者用のベット室も併設されていないで、中にポーンとベットがあるだけ。 海龍の頭のなかでは多分 海軍もの映画の影響でもっとすごいものを想像していた。 が こじんまりしているものの それなりの設備はもっているようで、医師が乗船している場合は そのへんの町の中規模病院なみの機能があるとのことだ。 えっ、待って! 医師が乗船している場合って、普通は乗ってないの? 実はそのとおりで 巡視船の活動範囲は通常は領海内なので 救難活動や急患で医師が必要な場合には 陸上の本部病院からヘリで医師が飛んでくるのだそうだ。
う~ん、納得。 でも 救急救命士はいるんでしょ? いえ、それもいません。 救急車に乗っている救命士でない救急隊員と同等レベルの者がいるだけなんですって。 う~ん・・・ これはあまり納得できないなぁ・・・ (写真はウダウダ言う海龍にチャートで説明する宮沢医師。 今回は長期航海なので乗組んでいるのだそうだ。 ウン確かに 作業服が新しくてなんとなくしっくりしていない。やっぱりお医者さんは白衣のほうが似合うといった感じだ)

 これはいいなぁ…と思ったのは 脊髄系に損傷の疑いのある患者輸送用のストレッチャー〔写真) これは本体がプラスティックのフロート構造で水に浮くというすぐれものなのだ。 こういうのは各ダイブ・リゾートに置いておいて欲しいものですね。




<まだまだつづく>











[2006/09/11 記]  

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