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インドネシアのシーラカンス - 発見までのお話

2006/11/20


 ことの初めは、アメリカ人の若い海洋生物学者 Mark Erdman とその妻 Amaz が新婚旅行でインドネシアを訪れたことからはじまります。 

 1997年9月のある日インドネシアのメナド(Manado)の魚市場で水揚げされた魚が木箱で運ばれている様 子を見ていた奥さんが、木箱から数本の太くて短い鰭を出していて、身体が重装備のような魚を見つけて急ぎ夫 に変わった魚がいると伝えたのでした。

 夫のマークは、インドネシアでシャコ類に関する研究でカリフォルニア大学バークレー校において最近博士号を取得した海洋生物学者でしたので、直ぐ にシーラカンスと分かり、当然 学者として、マークはシーラカンスが西インド洋アフリカ沿岸でしか発見されてないことを知っていたので、漁師にどこで獲ったのか聞いたところ近くの海と言うことで驚き、シーラカンスが 太平洋西部で捕獲されたとに深く興味を引かれたのでした。

 しかしながら、新婚旅行中であったこともあったのか、現地では年に2~3匹採れRaja Laut と呼ばれていることを知り 自分が知らなかっただけで現地では既に報告がなされているのだとあまり深く考えなかったようです。

 ところが帰国後、よく調べてみたら そんな報告はどこにもまだなされておらず、これは大変なことだと気づきちゃんとした調査をすることを決意し、インドネシアに戻 り、彼が市場で会った漁師を見つけ聞き取り調査を始めたのでした。

 シーラカンスのインドネシアでの発見を論文にまとめるためには、科学的標本の入手、 もし標本が手に入ったら、まずすべき事としてDNA分析のために組織サンプルを得ることなどをスミソニアン国立博物館に相談し、同館は資金的援助を決めたのでした。

 1998年7月30日の朝、Manado-TuaのComoro島沖で漁師によってセットされた深い水深のサメ・ネットの 中にシーラカンスはいたのです。 夕暮れにセットされ、夜明けに上げられたネットは長さ 約1000m および高さ10m で、水深約120m から重さ 約30㎏、1.2mのシーラカンスが掛かっていたのです。

 このシーラカンスは、捕獲後ほぼ6時間生存したそうです。 表面的に、それは、青みを帯びているのではなく、背景色 が褐色を帯びた灰色だったという点を除いて、コモロで見つかったものと同じに見えました。 その為 DNA鑑定がでるまでは アフリカからの移転説とか亜種説とかがささやかれました。

 1998年9月24日に正式にインドネシアでシーラカンス捕捉のプレス・リリースがなされ。そして後、DNA鑑定結果で新種(Latimeria menadoensis)として登録されました。

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以上が インドネシアでのシーラカンス発見の経緯です。 文献やニュースによって 発見されたのが 1997年と書いてあったり 1998年と書いてあったりするのは 実は上記のような経緯があるためなのです。

 さて この マーク氏なのですが、何を思ったのか (単にシーラカンスが生きているうちに水中で写真を撮っただけなのか? はたまた、 奥様の労をねぎらって記念写真をとったのか?) 右のような写真を撮ったようなのです。 で、それが 雑誌に掲載されたので それを見たダイバー諸氏から メナドでダイビングをすると シーラカンスが見れるのか?とか シーラカンス・スイムができるのか? という ノー天気な問い合わせが現地ダイビング・オペレーターに入ってくるようになったというおまけがあります。 

もちろん そんなことできるわけありませんよね。 なんせ相手は 120~170mの深海に棲む魚ですから

ン・・・ ちょっと待てよ・・・ 大瀬あたりで 時々 深海魚が30m程度の水深で写真撮影されているぞ・・・ 深海に棲んでいるってだけじゃ 理由が弱いですねぇ。 まぁ シーラカンスはとってもレア (レアものという範疇を飛び越えたレア)てあることと どうも水圧の変化に弱いらしいので 捕獲して 水深30m あたりに生簀を作っていても あまり長生きしないんじゃないでしょうかね。 実現すると ちょっとした呼び物になるんでしょうけど まぁ 夢のまた夢か・・・

 



「インドネシアのシーラカンス」 シリーズ




[2006/11/20 記]  

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