海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon -

スポンサーサイト

--/--/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- 記]  

  1. |
  2. スポンサー広告

レンベ海峡のボロカサゴの仲間の正体は?

2007/01/12

さて そろそろ 本稿の課題であった先日 レンベ海峡でご対面した2匹のボロカサゴのお仲間の種類特定作業に入ってみよう。



 記憶を新たにする為に 先に記載した同じ写真に再びご登場願おう。

 まず消去法で  完全な地域固有種である Rhinopias filamentosus Rhinopias cea は論外で消去。 体の模様が特徴的であり同定しやすい Rhinopias aphanes も消去できる。 Rhinopias argoliba もどうも日本固有種のようなので この際消去してしまおう。 残るのは Rhinopias frondosa (ボロカサゴ)、Phinopias xenops (ニセボロカサゴ)、Rhinopias eschmeyeri (エスクマイヤーズ・スコルピオンフィッシュ) の3種類になる。

  ここでこの3種類の特徴を復習してみよう
Rhinopias frondosa
  • 体表にある多数の皮弁、背が高く深く切れ込む第一背ビレ
  • 下顎に皮弁があり、背鰭軟条部に長楕円形の明瞭な1黒斑頭
  • 体側、両顎および各鰭に皮弁が発達し、とくに眼上弁は大きい
  • 体表の模様は、小さな円形の斑紋が数多く集まったもの。個体別に色彩の変化はあっても模様の変化はほとんどない。
Rhinopias xenops
  • 皮弁はほとんどなく、あっても小さい。背ビレはボロカサゴなどよりも低い。眼の下や体側に白い斑紋
  • 下顎に皮弁は無く、胸鰭が18軟条で、背鰭軟条部 に黒斑はない
  • 背鰭の鰭膜が大きく切れ込む
Rhinopias eschmeyeri
  • 体に皮弁がほとんどなく、眼上と上顎の左右に大きめの皮弁を有するのみ
  • 下顎に皮弁が無く,ニセボロカサゴに似る
  • 第一背ビレが全く切れ込まず背ビレのフチがなめらか、体に目 立った斑紋を持たない

Phinopias xenops (ニセボロカサゴ) は生息地が温帯域なので はずしてもよいような気がするが、そんなことよりも 下顎の皮弁がポイントのようだ。 この分類方法が絶対であるならば、下顎に皮弁があれば Rhinopias frondosa (ボロカサゴ)、なければ他種となるようだ。

先の写真では 下顎の様子は 不明確なので別の写真を登場させよう。



 まず 黄色い奴だが、モジャモジャしていて 上顎なのか下顎なのだか判らないくらいに皮弁がある。 体の模様も小さな円形の斑紋が数多く集まったもののようなので Rhinopias frondosa (ボロカサゴ) に決定!

 次に赤紫の奴だが、この写真では下顎に皮弁があるのがはっきりと写っている。 ならば これも Rhinopias frondosa (ボロカサゴ) に 決定 !

 両方とも  Rhinopias frondosa (ボロカサゴ)
 ということで めでたし、めでたし ・・・



と、思ったのだが そうも簡単ではない様子だ・・・

<続く> 



★ボロカサゴ属シリーズ★
ボロカサゴ属 (Rhinopias) との出会い (レンベ海峡 ビトン)
ボロカサゴ属の仲間たち
ボロカサゴ属の仲間 雑学
レンベ海峡のボロカサゴの仲間の正体は?
それでも何か釈然としないボロカサゴの同定
8つめの種類にしてしまえ~!

Rhinopias frondosa と Rhinopias eschmeyeri  (from Lfe at the Edge of Reef)






[2007/01/12 記]  

テーマ:ダイビング - ジャンル:スポーツ

  1. |
  2. [ダイビング] 移転済記事
  3. | コメント:0

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

海龍

Author:海龍

内容分類 ・ 内容別 目次

 

SeaDragon 海龍亭 別館 SeaDragon 海龍のつぶやき -ダイビング編

最近の記事

リンク

サイト内検索

Best Regards !!!





blogram投票ボタン





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。